休職中その2

前回の続きです。

仕事にいかなくてもいい、だから体はすぐ回復するから挽回しなくちゃ

そう思っていました。

なので癖になるほど勉強しようとしたり
ネットでサイトをみて今後こういうことをやればいいのか等と思いながら過ごしていました。

しかし、前の記事でも書いたように
体が思うように動かないのです。

すぐに回復できるだろう

そう思いながら頑張って最低限外に出られる格好をしてクリニックに通いました。

受付を済ませると予約時間より早く来てしまったためしばらく待ち時間があります。
椅子に座って待っていると様々な年齢性別問わず平日の昼間に受付しに来ていました。

この時ふとおもいました。

私はいつ通わなくてすむのか

かなりのご高齢の方も通われていて
もしかして一生治らないのかなとも思いました。

不安が高まり、気分が悪くなります。
こんなんで気分悪くなるんだ。前だったらこんなことで悩みさえしなかったのに。

と考えながら椅子に座りながら静かに耐えていました。お薬がないと困ると思ったからです。

やがて番号を呼ばれて診察室へ向かいます。

いつものように挨拶をして椅子に座ります。

数回通ってみて思ったのがここに座って私は何を話せばいいのか真っ白になってしまうことです。

話したいこと、相談したいことはいっぱいありまひた。
ですが、先生が優しく
「どうですか?」
「今週はどんな調子でしたか?」

と話すきっかけを、つくってくれているのに

「気分が悪いです。」
と、今の状態を話すこと以外何も話せないのです。

前より阿保になった気がするとか、
前よりネガティブに死に向き合うようになったとか
どうしたら元の生活ができるようになるかとか
今考えたらたくさんたくさんありました。

ところが話したいから口は開くのですが適切な言葉が出てこなくて
「えーと あの」
という言葉ばかりがでてきます。

なので先生も何を質問したらいいかわからないみたいで
「眠れてますか」
「ご飯は食べれてますか」
と、最低限の生活ができているかを聞かれます。

「夢をみたりして全く眠れないです」
「作ることもできずに水をのんでます」

人の目をみて話すことができていたのにその時は手元をいじりながらぼそぼそと話すことしかできませんでした。

では、と先生は次はもう少しリラックスできる薬を出しますね。睡眠薬も入眠しやすいように強めのものに切り替えます。と薬の調整の話だけになり
ではお大事に、との言葉で席をたつ

この繰り返しでした。

そして夜眠れなくなると悲しいことを考え始めます。幼少の頃から今までの人生のなかで自分的に辛いと感じたことだけを振り返るようになります。

そうすると、

「なぜ生きてるんだろう」
「もう使えない私は用済みだから死ななくてはいけない」
「皆が当たり前にできていることができないからもう私は不良品なんだ」

そう思い詰めるようになりました。

すごくすごく辛かったです。

眠れなくてネガティブなことを振り返り、考え、
死に方を検索し続けて気づいたら朝になっていた
というのはよくあることでした。

元々寝付きの良い方ではありませんでした。

物心ついたときから
子供が寝たと思っている両親が夜な夜な声を荒げて喧嘩しているのが筒抜けで自分が怒られているような気持ちになり辛かった記憶が残っており、
その捌け口が夜勉強ができないと殴られる、罵声がとぶということに繋がっていたため夜という時間帯が得意ではありませんでした。

そのため元々眠りは非常に浅く、若さでなんとか乗り越えていた部分がありました。

ただ、仕事をして疲弊してるなか残タスクがある、でも残業が増えると始末書を書かなければいけない、けど仕事は減らない。
効率よく仕事を終わらせられない自分が悪いんだと思ってしまい、睡眠時間を削り3~4時間PCを抱いて寝て起きて出社ギリギリまで仕事するという生活を送っていました。

そのためいよいよ睡眠障害というレベルにまでなりました。

とても辛い時期でした。

泣くに泣けず、ひたすら辛い記憶を呼び覚ましては死にたい、実行するためにはどうしたらいいんだろうと考える

一見したら、やばいやつだったとおもいます。
ただその時は本気で思っていました。

同じく、適応障害という診断で休職している友人がいました。その友人が休職する前まで遠距離だったので電話などで話を聞いたり相談に乗っていたり旅行にいっていたりしていたのでいい気分転換になってるのかなと思いました。

本人に実はわたしはこういう診断が出ていて、どうやって立ち直ったのかアドバイスがほしいと連絡をしました。

すると、既読スルーをされてしまうようになりました。

今ではもう答え合わせができませんが、
わたしが鬱だと告白したとたん、連絡がとれなくなったのです。

タイミングが悪かったのか関わりたくなかったのか今ではわかりません。

ですが、やっとの思いでうちあけたはずの相手に拒絶されてしまいとても悲しく思いました。
都合の良い友達だったんだとも思ってしまいました。

それ以来、人に打ち明ける事が怖くなりました。
普通のふりをしなければならないからです。

それがさらに悪化させることも知らずにここで頑張ってしまいました。