休職その3
「まずは寝たいだけ寝る
体が動くようになったら気晴らしにお風呂にはいるそれを実践できるようになったら自分を褒めてあげてね」
医者から言われた最初の課題でした。
重い足を引きずりながら髪の毛もボサボサ
服装も適当、メイクなんかできもしない
マスクを付けて、足はふわふわしながら
頑張って週1で通っていました。
最初はなぜこうなったか
質問が具体的になり、今なぜこういう状況かを、
頭が大して回らない中で、
その場では最大限の言葉で話していました。
その時の口癖が
「私がいないと仕事が進まなくなってしまう」
「皆に迷惑をかけてしまってて申し訳ない」
本当に心の底から誰にも迷惑をかけたくないのに
こんなことになってしまって早く復帰したい
こんな気持ちが先行していてかたや
ベッドから起き上がれない
目が開かない
日差しをあまり浴びたくないからカーテン閉めっぱなし
ベッドの目の前のローテーブルにコップとペットボトルの水と、薬だけを置いてご飯食べてなくても時間ちょっとずれても飲んでまた横になる
というからだの状態でちぐはぐになっていました。
なんだか心と身体が分離しているな
どんどん離れてる気がするな
と思っていました。
でもベッドからロクに起き上がれない
けれども頭のなかでは謝罪で一杯でどうしようか
グルグル考えてしまって寝る時間帯に寝られず
朝方ようやくうとうとし始める
なんで生きているんだろう
息を吸って吐くという動作も辛い
迷惑をかけてしまったしもうダメだ
なんてダメなやつなんだ
眠れない深夜帯はずっとその事ばかり考えてました。
するとその内方法を検索するようになります。
しかし、どれをとっても迷惑がかかる
試しにやってみたこともありました。
苦しくて辛くて時間がかかってできませんでした。
その間にも同期やら上司から
「遊びならいけるよね?○○にいかない?」
「調子どうですか?フォローできてなくてごめん!けど仕事が大変だから戻ってきてよー!」
こんな感じの内容がきたりしてました。
遊ぶことってエネルギーを使うことだし
働けてないので給与も出ない(傷病手当てから保険料や公共料金、家賃と固定費を削られるとほぼ難しい)のでそんな時に遊ぶお金すらない
本当にどん底でした。
周囲の理解を促すエネルギーもなければそれを
かわすエネルギーさえもなかったです。
結果既読つけて数日後に返さなければと思い、
「○○さんすみませんでした。今はちょっと難しいですごめんね!」
「○○さん、お疲れ様です。そういっていただけるのは有り難いですが戻ってまたこうならないように治してからお力添えさせていただければと思います。」
こんな感じでやんわりと無理だよアピールをしてました。それが私ができる精一杯の拒否でした。
週一で外に出るタイミングで最低限の食料を買い、
それ以外は部屋でじっとしてました。
人によっては海外旅行やら遊びに熱中してストレス発散とかできる人もいるみたいです。
それをサボりと言うのは別問題だと思います。
その人がリラックスできる場所で忘れて楽しく過ごせるならそれにこしたことはないので良いことだと思っています。
私の場合は文字通り身体が言うことを聞かなくなり
エネルギーを必要としてたためそれが難しかったです。
少し回復した今はこんな状態になるまで
自分を追い込んではいけないということを
改めて思っております。